日本特撮映画の代表的作品、「大魔神」です。公開が1966年ということですから、私が2~3歳の時の映画です。当然リアルタイムで映画館で見た記憶はありません。
この映画が好きになったきっかけは、子供の頃に見たTVでの放送でした。私が小学生の頃は、夏休みになると必ずと言っていいほど大魔神3部作を放送していました。必ず見ていたので、一体何回見た事やら…。
今回は素材の造形がすでに完成されているので「楽勝」と思っていましたが、なかなか手こずりました。まず「しまった」と思ったのがクサリでした。ちゃんと穴を空けて切り抜いてやらないと雰囲気が出ない。単純作業の大嫌いな私にはかなりこたえました。
手前の日本家屋はちょっといい加減。瓦の部分は思ったよりうまく行きましたが、戦国時代の建物にこんなのが有ったかどうか…。
今回も決めてはライティング。この構図とライティングを見つけた時点で、ほぼ完成のめどが立ちました。大魔神ってデカ過ぎないだけに、リアルで迫力有ります。
この物語、ベースが時代劇なので勧善懲悪のわかりやすいものです。私はこの勧善懲悪が大好きです。最近、悪者の事情を描いて正当化するような物語が多いですが、そう言う一見大人ぶった描き方の作品が世の中をダメにするんじゃないかな。そういうモノを見て勘違いするやつが多いんじゃないか? 「悪いモノは悪い」というけじめは絶対必要。ちょっと大げさかも知れませんが、そう思うのです。
大魔神に成敗して欲しいやつがいっぱいいるぞ!